車屋寅次郎ものがたり
社会体育大会、うら話
2010.10.4
社長ブログ今回のこの運動会にあたって、まず我が地区各団体の役員を集め公言したことが2つありました。
1.優勝を取りに行くこと
2.全員参加してもらい、ひとり1競技のみ出場とすること
これは合い反することで、身体能力がある若者ばかり重複して出場させれば簡単に優勝はできる。
けどそれは運動会の主旨に反するし、だいたい感動がない。 なんとか全員で優勝したい。
だがこれを実現させるのは容易ではない…。
人員を上手に配分し、各競技ぎりぎりの勝敗確率を考える。
おのずと体力がない小学校低学年と50代それにご婦人方が『紅白玉入れ』に集まってしまうのである。
この競技は伝統的に我が地区は弱く、いつも下位低迷(*_*)
今回練習にあたり、わざわざ小学校からコネまで使い用具一式を借りてきた。
(関係各位の方、ありがとうございました(≧ε≦))
しかし練習して意外と難しいのが分かり、どうすれば30秒間でたくさん入れられるか考えた。
答は簡単で、確率が少ない小学生に投げさせず、玉を拾い集めて大人に渡す作戦を使えばいいはず。
だが、所詮は小学校低学年。
頼んでも 『いやだ!私も投げたいもん!』
と、駄々をこねられ、あえなく作戦失敗…(*_*)
何度やっても22個を越えることはなかったのである
そして本番当日
午前中の競技を終え、我が地区はトップ!
残る種目は
『紅白玉入れ』
『リレー』
リレーはバトンパスの練習もしたから、一位は無理でも2位くらいはなんとかなることは分かっていた。
やはり予想通り『紅白玉入れ』がキーポイントとなった。
…
そこで出場する小学校低学年5人を集めお願いしてみた。
『お前らよく聞いてくれ。今のとこ一位なんや。このまま練習通りにやっても勝てないから、玉を拾って大人に渡すことだけやってくれんか?そしたら優勝できるかもしれんのや!』
そしたら一番駄々をこねていた女の子が
『うん!分かったよ!』
『分かった!』
『分かったよ!』
全員が元気よく返事してくれるじゃないか
(T_T)
思わずジーンとした…
そして結果は23個!!
本番に一番いい数字を出し、この競技も一位!
こうなれば流れはこちらのもの
リレーも予想以上の力を出し、一位でフィニッシュ!
そして我が地区は優勝できたのである。
それともうひとつ、一番最初に行われた二人三脚の第一走者のK君とN君
決して運動能力やリズム感が良くなく、練習ん時はバラバラでコケまくっていたけど、本番はなんとか3位でバトンをつなげてくれました。
きっと心配で練習したんだろうなー。ありがと
この話を今日お客さんとしていても、なんだかジーンとしてウルウルしちまう。
年かなー(^_^;)
公民館行事もこれで最後でしたが、一番最後に結果を出せて良かった。
悪くない一年でした。
この記事へのコメント
ありがとう。
息子にはお前がN君に合わせろとよく言い聞かせました。
何はともあれ、優勝できて良かった。
by Kの親
Kの父はいいけど、おもいっきり自分の名前公表してるけどいいのか??
ま、とりあえずよかったよかった!!!