車屋寅次郎ものがたり
犀与亭
2011.06.11
社長ブログ
先日、とある町教育委員会関係の送別会のため、松任にある老舗すき焼き店『犀与亭』に行ってきました。
実は私、高校は松任高校で犀与亭は前をそりゃ何回も通り過ぎてはいましたが、この年になるまで一度も入ったことがありませんでした。 こんな有名店なんに恥ずかしい…
創業はなんと130年間
( ̄○ ̄;)!
開業は明治14年 老舗なんてレベルじゃないですね。 金沢の『つば甚』が創業250年。開業は江戸時代らしく最長らしいのですが、すき焼き店では間違いなく最長でしょ! てか、焼肉店は星の数ほどありますが、すき焼き店なんて他にあるのかな?
何十年ぶりかに見たたたずまいは何も変わらず、大きな駐車場には観光バスまで留まってていっぱい。玄関をくぐると『満席』の文字。
130年たってもいまだに人気あるんですねー すごいや。
門をくぐると立派と言うより、苔の生え具合いから見て歴史を感じさせる古い庭。京都っぽいです。
建物も一部は創業時からあるらしく、いたる所に歴史を感じさせる風情がある店内。
そしていかにも『女中さん』って感じの 紫の和服の方々。 ホースがつながったガスコンロ。
うーんなんかいいなうーんなんかいいな〜 落ち着く…
鍋はなんと銀製!
フルートとかにも使われ、振動や熱の電動率がかなり良いらしい。
作り方はとにかく肉がメイン。
これでもかっ!ってほどの肉質。A5近くはあろうかと言う素晴らしい肉。
まず牛脂を敷き、ネギ、生麩、三つ葉、エリンギ(昔は椎茸)を入れ透明な甘い割り下を注ぎ、その上に肉。
特筆すべきはお客さんに全く鍋を触らせず、全て女中さんが支配。 鍋奉行の私はストレスがたまりますが、そろそろって思うタイミングで必ず世話しに現れます。さすがです。
お酒はビールはクラッシックラガー。
日本酒も一種類。
選択肢はないのですが、何故だかすき焼きと日本酒が合います。
不思議だわ…
肉を全て食べ尽くすとうどんが登場。 お好みでご飯と美味しい三つ葉の味噌汁が出てきますが、メニューはそれだけ…
やはり肉屋を経営するだけはある、メインが肉の料亭。
質実剛健!
いい感じのお店でした。 来月また行くことにしました。