車屋寅次郎ものがたり

剥離(はくり)

2011.05.28

社長ブログ

  

このタイヤの写真、一見何のへんてつもなく見えますが、よーく見ると歪んでるのわかりますか?

これはタイヤの表層が剥離してはがれかけたもので、このまま夏場になり高速道路とかに乗って飛ばした瞬間に破裂! はがれた表層が、タイヤハウスや車のフェンダー部分をメチャクチャに破壊しながら回り続けて、最悪制御不能になります。

原因としてはタイヤが古いことで、基本的にゴム風船に表層を接着剤で貼り付けてあるラジアルタイヤは、年数が過ぎると接着剤がはがれ出してきます。 通常はその前にタイヤがすり減ってくるんですが、あまりにも走行が少なかったり、車重が500キロくらいの軽い車の場合15年間ほど経過してもスリップサインまで到達しないケースがあります。
あとよくあるのが『親戚からもらった目があるスタッドレス』とかを履きつぶしていたりする時には注意が必要です。

初期症状としては低速走行時に変な風に車体が揺れたり、回転に同調して聞いたことない異音がしたりします。 意外と50キロ以上だと分からなくなったりするから注意して下さい。

現在我が社での、高速道路トラブルではナンバーワンなんですよ。

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