車屋寅次郎ものがたり
その時何が出来るか
2011.05.17
社長ブログ
話は災害派遣についつはもちろんなんですが、石川県での地震、津波、原発についてにも論議されました。
現在言われてる地上の森本から鶴来まで走る活断層が有名ですが、海中では佐渡島と富山の間にある断層が400年間地震がなく、エネルギーが蓄積されているらしいです。
マグニチュードは8くらい。
もし最大規模で津波が起これば、6mほどだと言われてます。 津波は浅い場所では遅く、深い場所では早く伝わるので、到達する時間はまちまちで、富山湾は浅くて日本海は深いので、富山側も日本海側も同時に襲ってくるらしいです。
リアス式海岸ではないので東北みたいなことはないと思いますが、同じ海抜30mくらいまで襲ってくるなら手取川では辰口宮竹くらいまで、小松は軽海くらいまで来ます…。
原発は美浜がやられると、風下にある石川県に被害は必ず出るでしょう。 他県だからと言って人事ではないのです。
さて、じゃ我々ボランティアの消防団はその時何が出来るのか…
今回の教訓から消防団が持ってる『地元の地の利』が 一番らしくて、
非難民の安全な場所への誘導
自衛隊や救出作業の誘導
初期消火
遺体の身元確認
壊れ流された建物の所在地確認
などなど…
特に田舎での役割はかなりなものだったらしく献身的に働いたりする姿は涙ものだった反面、集合した時に津波に襲われたりして多くの消防団員も死亡しました。
酒のみ団体と評判が悪かった連中が、被災した時は悲しくも大活躍だったらしいです…
この講習会に入る前に、全員で黙祷を行い冥福を祈りました。
そして講習会の冒頭にNHKのニュース映像を改めて見ましたが、全員微動だにできないほどの衝撃でした。 人間、日数たつと忘れるんですね… たまに見ることが必要なんじゃないでしょうか。
災害で一番大切なのは、『予防』なんですから