見かけはどう見ても地味な和菓子なんですが、食べてみて今年一番美味いしかったです。

福井県勝山銘菓『羽二重くるみ』

名前もパッケージもほんと地味(^_^;)

中身はと言うと、福井県銘菓の羽二重餅にくるみを入れ、クレープ状の皮で２層にサンドしただけ… ほんとにただそれだけなんですよ。
けど食べると分かります、このお菓子の奥の深さ…

まず構成する食材
羽二重餅
くるみ
クレープ状の皮
この３品の食感の差ですね。これが素晴らしい！ ポイントは２層のクレープと、くるみの位置。砕いてちらせてあるのではなく、故意に砕かずに一カ所に集中させてあります。
つまり食べるたびに食感が違うよう、わざと中心からずらしてくるみを配置。

そしてクレープ状の皮はこれもわざと若干シワを作ってあり、乾いた厚い固い部分と薄い部分の食感の落差があります。
かつ従来の羽二重餅の欠点である、粉が手につくことも解消。 めちゃ食べやすくなりました。
またこの皮の多少ローストした香りがいいアクセント！
味はあの羽二重餅の甘さより、まだ少し甘さ控えめな感じ。

近所のおばちゃんが持ってきたので、いったいどこに売ってるか一切不明
けどどこかでみかけたら…、勝山に遊びに行ったら一度食べてみて下さい。 年寄り和菓子が好きな私が、ただどストライクなだけかもしれませんが、期待は裏切らないと思います。