今から五年前、車検証入れをリニューアルしようと言う話がまとまり業者さんを探したんですが、当時の担当若い衆がインターネットから仙台市の安いとこを選んできました。

ただ安いだけでなく、一度試作してサンプルを送ってきてくれたり、何かと親切な業者さんだった記憶があります。 発注した数は2000部
月日は流れ、あれだけ大量にあった車検証入れも残り100くらいになり、製品には不満も特になかったので同じ業者さんにTELしたところ
『前に作った原盤があるので、さらに安く作れます！』 と、良心的な答え。
すぐに再発注をかけ、製品が届いた日がなんと…
3月11日…

その日は震災のニュースで事務的なことなど忘れてましたが、数日後事務員のＹさんが 『あのー社長、車検証入れは届いたんですが請求書が入ってなくてTELしてみようとしたんですが、住所が 仙台市若林区 ってなってるんでどうしましょう…』

若林区と言えば地震があった翌日、200〜300の遺体が発見されたと第１報があった場所…
電話を今かけるのは回線を混乱させるだけだったので、被災地が落ち着いてからTELしてみることにしました。
Googleマップで場所を確認してみると、海岸からそれほど離れてない場所でした。
多少日にちも経過したのでTELはしてみましたが、音信不通。

ダメかもしれない…

かと思ってたら
来ました昨日!!！
請求書が！

請求書が来て喜ぶってのも変な話なんですが、なんとなく嬉しくなりました。
印刷屋さんなんで水かぶると大変だとは思いますが、なんとか頑張ってほしいもんです。