車屋寅次郎ものがたり
技
2011.01.19
社長ブログ
またMINIネタは続きますが、今日は修理修復技術のお話
どんな車にも弱点はありますが、このMINIにももちろん弱点はあります。
まあ先代MINIから見たら軽いもんですが、車の近代化とともにお値段がかかるケースがあります。
簡単に言うと数個あるコンピューターをつなぐケーブル関係がLANケーブルで互換性を持たせてしまった為、一個異常な信号を出すとコンピューター丸ごと交換になってお高くつきます。アナログ的修理も全くダメ(*_*)
まあBMW全般なんですがね…
そんな弱点はさておき、ハード面ではハンドルの人工皮革が弱くしかも薄いんで、5年くらいたつとビリビリムケてきたりします。
当初ハンドルごと交換しなくてはならず、めちゃ高いんで直さない方が多くあきらめてたんですが、最近直してくれる技術者がいると言う情報を聞きつけました。
前回、ドアの内装の張り替えと言う珍しい作業をしてくれた、小松のK店。
仕事がキレイだったんで記憶に残ってたんですが、ダメもとで『皮ハンドルの張り替えとかもしますか?』と聞いてみたら、『してますよ、時間はかかりますが』と即答!
価格もビックリ( ̄○ ̄;)
そんな値段でやって採算とれるのか!と驚くばかり。
さすがに時間はかかりましたが納期はきちんと守り、仕上がりはご覧の通り。
誰が見ても張り替えたなんて絶対分からないほど!
しかも皮の質感は前より上がってるし…
うちの整備士連中も驚くばかりで、自分の車も皮ハンドルにしてほしいな…などと言う奴まで出てくるし…
てゆうか俺も(^_^;)
張り替えにあたってはハンドルが無くなる為、長期間車を動かせなくなったり、エアバックをはずさなければいけないので別途工賃はかかりますが、それでも変なビニールのハンドルカバー買うくらいなら、こんだけ金かけて皮ハンドルにしたほうがいいに決まってます。
たまに500万円以上もする高級車にビニールハンドルカバーしてる人もみかけますが、あれはセンスを疑いたくなりますね。
このお店では、今まで修理不可能と言われてたシートのタバコのこげ穴なとも修理してくれます。
技術の進歩と言うより、このKさんの手先の起用さと、忍耐力の力なんじゃないかなー
とにかく内装の傷やシートの補修、前から気になっていたなら一度考えてもいいんじゃないでしょうか…
まあ恋に破れた心の傷までは治せませんが…
( ̄∀ ̄)