車屋寅次郎ものがたり

人は死んで…

2009.03.17

社長ブログ

何を残せるのか
こいつは今朝、辰口町の山手にあるお客さん家に集金に行った時のいただき物で、品種は『甘夏かん』
ここの家とのお付き合いは古く、前職農協時代からのお客さんで、で前は養豚農家さんだった
ざっくりした性格のおじいちゃんで仲も良かったので、時の移り変わりで養豚農家もやめ、私も車屋になりましたがずっと私のことを使ってくれる 良いお客さんでした。
そんなおじいちゃんも早くから患っていた癌で、他界したのが五年前。

 ちょうど春先でしたかね 、病院に会いに行き、最後に握手したやせ細った手の感触は今でも忘れません

そんなお宅に今日お邪魔したのは、お孫さんの自動車保険の更新 。

おばあちゃんと世間話をしていたら、『そや?おめえこれ持っていかんかの』と、写真の果物

『死んだじいちゃんが植えた甘夏やら栗の木が、大きくなってたくさん実をつける様になったから、ひとつ持って行け』とのこと
すごいことだなー 死んでこの世にいないのに ちゃんと大きな実をつけるとは…

思えば会社や家、その他もろもろ全ては先人の残していったもんばかり
俺は何か残せるのだろうか…

なんて考えるのは年喰った証拠だな (≧∇≦)

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