車屋寅次郎ものがたり
洪水に備えて
2009.05.29
社長ブログ
記憶にも新しい浅野川の洪水…
石川県で洪水なんて絵空事 と、のん気にかまえていた市民や防災関係者には驚愕の出来事でしたね。 あの川幅いっぱいに流れる濁流の恐怖は、見たものにしか分からない…と親戚のおばちゃんが言っていました。
私が住む川北町も昭和初期まで何度となく手取川が氾濫して、多くの人命が失われた場所でして、今でも大雨だとヒヤリとする時もあります。 まあ手取りダムができたおかげで洪水の心配はなくなったとは思いますがね。
私たち消防団は、火事の消火活動だけでなく、災害全般のボランティア活動もしていて
地震
台風
はたまた行方不明者の捜索など、
色々なことで出動がかかり、洪水の時ももちろん要請が来ます。
ですが、浅野川の時もあまりの予期せぬ事態に、防災機能は正常には動いてはいなかったらしいです。
そんなこともあり、国土交通省主催で、各河川沿いの市町村の消防団、市町村職員などを対象にした、水防訓練が毎年行われています。
今年は手取川下流にある朝日地区
まずロープや縄などの基本的な結び方 要は結んでから食い込まない 猿結び
男結び いわし結び (なんでこんな変な名前(?_?)) などの訓練
そして土嚢作りと、堤防が漏水した箇所の止める方法の実践
ちなみに土嚢は300も作らされました。
よく戦場でも土嚢は見ますが、こいつは大変ですわ 平日昼間から、汗だくのクタクタになりました。 そしてお弁当を食べて帰宅…
消防団と言うと悪いイメージを持つ人も多いとは思いますが、人知れずこんな訓練をボランティアでしている人間もたくさんいることも知っててほしいなー とか感じました。
本当に出動する機会がないことを祈ります。