車屋寅次郎ものがたり
融雪剤の正体
2009.01.8
社長ブログここ八年前あたりからでしょうか、やたら凍結防止の名のもとに白色の結晶みたいなものが道路に散布されているのを見ませんか?
あの正体は『塩化カルシウム』
効果としては 水から氷になる凝固点を低くする効力があり、凍結防止と融雪剤として使用され、寒冷地やら山間地のカーブ付近に 積雪と間違うほどまかれています
この物質は炭酸ナトリウム、いわゆるソーダを作った時に副産物としてできてしまうらしく、安価で大量に入手が可能な『塩』なんですね
しかしこの『塩化カルシウム』はもうひとつの作用があります
言わずと知れた 車の錆びを強烈に促進させます みなさん車の下を覗くことは少ないと思いますが 山間地にお住まいの方の下回りはちょっとギョッとするほど錆びてる車を見ますね
昔は浜手の方の車が 錆びてひどい状態になっているのをよく見かけましたが、最近は海沿いの方より山沿いの方の車のほうがはるかに塩害がひどいです
上からの塩については塗装技術の進歩により、普通の2コートメタリックや、3コートパールなんかの営業車以外の車はかなり錆びなくなってきました
でも山沿いの方の下回りからの錆びには案外車は今でも弱く、アンダーコートや特殊な防錆剤を使用しないと防げないのが現状です(当社ホームページ参照)
でも
でもですよ
おかしいと思いませんか あの散布量!
よーく見てて下さい 本当に散布が必要な一番気温が低い今から2月より、まるで凍りにくい3月のほうが大量にまかれたりしてます
理由は国土交通省や道路公団の『決算』があるからでしょう (-“-;)
道路工事で一般業者が潤うのはいいですが、在庫残したら来年の予算が…のせいで愛車が錆びるのは ちょっと許せないですね
私どもの商売もほとんどが国土交通省の管轄下におかれ、『法の遵守』の名のもとに厳しく監査その他がなされ、あきらかに『吊し上げ』みたいなことが横行したりしています。
(この件に関しては、また後日…)
言っちゃなんですが 車の錆びも役人の仕業なのかもしれませんね
陸運局の人が このブログを見ませんように… (^_^;)
この記事へのコメント
はじめまして、この北陸で軽オープン乗っているものです。
この悪魔の白い結晶(!?)もそうなんですが、消雪設備の水も車にとってよくなかったりするみたいです。降雪時に、道路に布設したノズルからでてくる水はそのほとんどが井戸水をポンプでくみ上げて散水しています。井戸水はミネラル分を多く含んでおり腐食の原因にもなりますんで、鉄の塊のクルマにもよくないらしいです。
最近は地盤沈下の原因ということで、特に金沢市周辺は井戸水(=地下水)利用の規制がつよくなってきて河川水を利用して消雪してるところもありますけど、山間部以外のほとんどの路線は井戸水を利用してます、らしいです…。
趣味なクルマは、冬季に走らせられないっす…orz
おおー!
ヒ○セ君
よくここが分かりましたね。まだ大々的に公表はしてない試験段階なんに…
そうか、水も悪いんだなー
酢酸ナトリュームが代替で錆びにくいらしいが、まだまだでてこないみいたい。
アルミボディーでもやはり錆びるし… 困ったもんだ