車屋寅次郎ものがたり
北陸自動車の秘密 その1
2008.12.30
社長ブログ
あと今年も1日を残すだけになりましたねー 今日も会社で残務整理していましたら まだタイヤを交換されてないお客さんや緊急修理なんかの方がポツポツおいでました 天気悪いと何かとあります
さて、今回は我が社の前の真っ黒な看板の秘密をお話します
製作は平成19年10月あたり
企画立案はその半年前 看板屋さんや他の人の意見を完全に無視し3日間悩んだあげく、ある映画を見て思いついた物の実物大を作りたくなり 自分でサイズや企画を考えました
その映画はSF超大作『2001年宇宙の旅』 その中に出てくる謎の石板 『モノリス』の実物大なんです
映画では猿がその石板を触ったら 道具を使うことを覚えたり コンピューターが意識を持ったりと『進化』がテーマになっている物体であり 材質その他は一切謎
だがひとつだけ分かっているのは 縦:横:高さが
1:4:9だとゆうこと
これは最初の整数の二乗となっていて 見る側に 人工的物体だ と視覚的に意識させる意図的比率なんである まあ黄金比みたいなもんですね
看板の高さは実は規制があり 4m以上の物には申請が必要なんで うちの看板の比率は 45:180:400
限界ちょうどの高さになってます
基礎は(株)ヨシミツ製作。ちょうど姉歯事件のあとだったんでコンクリートに鉄筋まで入れてあり 内部骨格は軽量鉄骨 、和気にある山本鉄工施工 まあそんじょそこらの台風がきてもびくともしません
そして外壁の艶消しの黒を塗ったのは、なんと当社自慢のブースを使用し 特殊な塗料を使いました つまり錆びてもまた塗り直しができます
(^_^;)
そして北方向には8秒ごとに時間と気温が入れ替わるLEDの電光表示版(がんこ明るい!) ドライバーに情報と路面凍結なんかを警告しており、温度計は実際の気温より少しだけ低く設定されています
両面につけたかったのですが 高すぎるのでひとつが限界でした 毎日わざわざ何回もこちらがわまで気温を見にくる横の『紅蘭』のマスター すいません(T_T)
この会社には私が来た10年前から看板らしきものがなく 立派な看板を建設するのが夢でした 10年かかりましたがね…
構想から製作まで SFオタク私の意見を聞いて下さった方々 本当にありがとうございました
考えていたより素晴らしい物ができて 大変幸せです