車屋寅次郎ものがたり
嫌な世の中
2012.03.26
社長ブログ先日の事故
左車線からいきなり右折しようと曲がってきた車に、並走していたうちのお客さんの車がぶつかってしまいました。 いわゆる避けられない事故。
曲がってきた車の運転手は高齢者… しかも任意保険すら入ってない能登のひとり暮らしのお爺さんでした。
しかも保険会社の調査で、最近連れ添いにも先立たれ修理に入れた自動車会社にも嫌がられるほどのお金がない方らしいのです。
過失割合は当然お爺さんが多く保険もないので、推定請求額は30万円以上 まず回収は難しいと思われ、ほとんど悪くないうちのお客さんは泣く泣く自分の車両保険を使うことになりそうなんです。
高齢者の運転については様々な問題があります。
同居していない家庭がほとんどになりつつある現代、老人だけの世代は激増。
田舎では大型スーパーのせいで近くの商店街に歩いて買いにいける場所すらなく、車がないと生きていくことさえ難しい場所はやまほどあります。 医者にも通わなきゃならんですしね。
さらに不景気が追い討ちをかけ、お金がない高齢者が増加。
任意保険どころか車検さえしてない、つまり自賠責保険すら入ってない車さえ平気で走ってます。 まあこれは高齢者に限らず、全体的にじわりと増えてます。
つまり道路で車にひかれて死んでも、全くお金が降りて来ない車が、堂々と走ってる時代になりました。
これは政府が…とか、社会が…とかの問題の前に、我々日本人が人間として能力が低下してると感じてます。
ゆとり教育や中流意識の蔓延で、お金を稼ぐとか、生きていくことをなめてる人間が増えすぎました。
今月の生活費さえままならないのに、スマホは分割で買う若者夫婦。
子供の給食さえ払ええないのに、タバコや酒をやめられない親。
国民の義務も果たさないのに、権利ばかり主張するのが一人前な人。 だいたい国民の義務って知ってるのか?
もっと砂を噛み、足に血マメを作ってでも働こうよ…
養わなきゃならない子供や親がいるなら、生きることにもっと真剣になろうよ…
今の日本、一番悪いのは自分自身なのかもしれませんよ!
ちょっと今夜は愚痴っぽいですね
長くなりスイマセンでした。