車屋寅次郎ものがたり
本当に必要な備え
2012.03.16
社長ブログ昨夜、福島に一週間ほどボランティアに行っておいでたお客さんに話を聞く機会がありました。
現地では報道の通りがれきは撤去され、まさに基礎のみの何もない大地が広がってるそうです。
行ってきたのは福島市といわき市
住民の関心事はなんと言っても放射能
誰も福島に行きたがらないから『福島の出先企業は転勤がない』 。
『福島の人間は福島の人間としか結婚できない』など、悲しい現実がささやかれてます…
でも起きてしまったことを嘆くのではなく、次への備えやこの悲劇を忘れず、くりかえさないことが大切だと言われたそうです。
災害での備えで大切なのが、まず『水』
お風呂は水を落とさず、次沸かすまで置いておく。
20リットルのポリタンクは重くて女性では持てないので、10リットルのポリタンクを2つ買っておく。 だそうです。
食べ物なんて食わなくても数日は大丈夫。寒けりゃ火をたけばいい。
生きるにはまず『水』だそうです。
我々石川県は水が豊富だから分からないんでしょうが、なんか教訓になりました。
あと裏話ですが、現地で一番の賑わいを見せてるのがパチンコ屋と歓楽街。 居酒屋もスナックもいっぱい 夜の女性の時給は4000円でないと来ないそうです。 復興で出稼ぎに来てる人たちの需要に加え、義援金をもらったものの家族も家もなくした人たちが再建する気力もなく、多くを歓楽街に落としていかれるそうです…